内容説明
近代日本探偵小説の基礎を築いた巨匠、江戸川乱歩が、古今東西の作品からトリックを抽出して分類したのが「類別トリック集成」であり、世界的に貴重な業績となっている。本書は、その部分部分をわかりやすく詳細に述べることで、謎解き・推理の面白さを倍加する。
目次
奇矯な着想
意外な犯人
兇器としての氷
異様な兇器
密室トリック
隠し方のトリック
プロバビリティーの犯罪
顔のない死体
変身願望
異様な犯罪動機〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さっと
9
あまたの探偵小説(推理小説)を渉猟し800あまりのトリックを9つの項目にまとめあげた「類別トリック集成」を物した江戸川乱歩はオタクですwこれはそういう視点に立ってより一般読者に対してわかりやすい形で書かれた探偵小説入門書のようなエッセイ。古くはギリシャ神話にまで言及があってどこまでそういう目で見て読んでいるのかという驚きがある。また、ミステリ好きのルーズベルト大統領の筋書きを探偵小説作家6名が連作長編に仕立てた「大統領のミステリ」はじめこれを機会にと思わせてくれる案内もある。2020/05/06
donky
2
劇のプロットの参考に読みました。さすが乱歩です。トリックへの飽くことなき探求心!2016/05/26
SKH
2
大乱歩による探偵小説解説書。探偵小説を構成する要素を事細かに解説。大半はトリックを分類しての解説。199X。2013/04/14
U-tang
1
そういや、乱歩のエッセイ読んだことないぞと手を取る。旧版の方かと思います。推理小説のトリックの分類から、著述。読書の集積を見せられ、胸熱くなるね。新本格の人の小説でこの分類も触れられていたようにも思うので、そう言う意味では元の物を読めたなと。ネタバレがある訳だが、昔の推理小説は必ずしも今、読みやすいかと言う疑念もあり、あまり気にならなかった。ドストエフスキー読みたくなりました。暗号、動機のくだりが面白かったかな。2024/03/19
Dolphin and Lemon
1
とりあえず一通り目を通した(仕事)2024/01/08
-
- 電子書籍
- 【コミック版日本の歴史5冊合本】幕末・…
-
- 電子書籍
- ダメジョのルームシェア19 G2Com…
-
- 電子書籍
- 妖怪戦記(分冊版) 【第9話】 ぶんか…
-
- 電子書籍
- 子どもと野菜をなかよしにする図鑑 すご…
-
- 電子書籍
- magnetic G 唐沢りん com…




