内容説明
日本仏教の雄峯、親鸞聖人はたぐい稀な思考で念仏を芽生えさせた。が、その後閑古鳥の鳴いていた本願寺を一躍本邦最大の教団に盛り上げ…当時合戦に明け暮れ、天変地異に襲われ、飢餓にあえいでいた民衆の心をやわらげ、やすらげたのは八世蓮如上人であった。波瀾を超えたこの師の英姿はいま現代人に必須のオアシスであり、見ならうべきすぐれたオルガナイザーであろう。
目次
第1章 親鸞思想の荒廃のなかに
第2章 風雪の人生模様
第3章 オルガナイザーとコミュニケーション
第4章 女性観の精神革命
第5章 親鸞と蓮如と