目次
第1章 いのちを響かせる
第2章 孤独とつき合う
第3章 自己を得る
第4章 暮らしはなやぐ
第5章 老いとの対話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トッシー
1
以前読んだ「闇をてらす足おと」の著者による生老病死についてのエッセイ集。図書館で偶然見つけたので借りてきた。著者は私の母と同年代(昭和一桁生まれ)なので、社会環境は今とはかなり異なっているところもあるが、女性の生き方、年齢の重ね方、親の介護、老後の生活、信仰についてなど共感する部分が多く、いろいろと考えさせられた。「旧約聖書では『愛』と日本語で訳されている言葉は、『存在を否定しない』という意味なのである。」(p148)は目から鱗だった。2017/07/29
takelas
0
★★★★★ 古本屋でたまたま手にとった本でした。高齢の父の介護もあり、親との関係、自分との向き合い方、過去や未来の向き合い方、明治や昭和の生き方の変化など誰かから話しをうかがいたいと思ってました。読み進める途中で重兼芳子さんは、主婦であり芥川賞作家だったことを後でしりました。自分と向き合い、主婦として日々を乗り越えてこられたからこそ、こんなにも共感できたのだと思います。2016/01/30