現代教養文庫<br> ドキュメント 出稼ぎ―農業棄民の現場から

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現代教養文庫
ドキュメント 出稼ぎ―農業棄民の現場から

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784390115216
  • NDC分類 611.91
  • Cコード C0193

内容説明

農業問題を中心に据えて出稼ぎが内蔵する問題点等、体験を通してつづる。

目次

1 陸の孤島に暮らす―北海道常呂郡置戸町
2 秩父山系の飯場生活―長野県南佐久郡川上村梓山
3 底辺生活者の愛と恨み―奈良県吉野郡下北山村池峰
4 豪雪の高原に生きる―長野県下高井郡堺村五宝木
5 北国の詩情と人生―北海道勇払郡占冠村湯の沢
6 飯場の革新者たち―長野県下高井郡堺村北野
7 雪国に生きる人々―福島県岩瀬郡天栄村
8 屈辱と憤怒にまみれて―北海道勇払郡占冠村下トマム
出稼ぎとその社会的背景

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

華織(本)

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奥田 英朗の小説「オリンピックの身代金」は東京オリンピックを底辺で支えた秋田の出稼ぎ労働者達の苦悩、都会と地方の格差社会が見事に描かれていた。「ドキュメント出稼ぎ」はその小説の参考文献としてあげられていた本。 17歳から出稼ぎ労働者として働く青年のノンフィクション。過酷な労働、賃金不払い、貧困、理不尽な扱い。出稼ぎ労働者は作業中の事故で亡くなることも少なくなかった。だが、みんな自分の仕事や暮らしがせいいっぱいで死んだ人にかまっていられない。戦後の日本を支えた出稼ぎ労働者の実態を青年の素直な目線で捉えた本。2012/09/23

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