現代教養文庫<br> 吉原はこんな所でございました―廓の女たちの昭和史

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現代教養文庫
吉原はこんな所でございました―廓の女たちの昭和史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784390115018
  • NDC分類 384.9
  • Cコード C0123

内容説明

本書は、ひとりの少女の半生を通して語られる、「吉原」の移り変わりの詳細をきわめた記録である。徳川時代、官許の場所として発祥した吉原の女たちは、戦中には軍の徴発を、戦後は占領軍対策にあてられた。そこに集まる女たちは、家の貧困や失業をその身一つにひき受けた娘たちだった。長じて松葉屋の女将となる少女の目は、こうした娘たちや廓で働く人びととの交流を暖かいまなざしで写しとる。

目次

プロローグ 吉原の灯が消えた日
1章 吉原遊廓
2章 私が松葉屋に来たころ
3章 戦時下に生きた吉原の女たち
4 民主主義の時代と吉原
5章 新しい時代に向かって
エピローグ 吉原はどこへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

2
知りたい事の分かる本だった。吉原全体の歴史や昭和当時の営業の仕方のような、私の知りたかった事が前半、後半は戦中戦後の話全般になり、どちらかというと著者の半生の印象。通りを良くする為にメスを入れられる話、ふのりを塗られる話など、売る側の生々しい心境が知れたのはショックであり収穫だった。2009/04/29

PEBO

0
吉原を生きた本人の著書ということで興味が湧いたけど、その当時やそれより過去を調べながら書いているようで、ちょっと期待と違う部分が多かった。2010/08/13

nknskoki

0
生きるためにカラダを売る吉原の女性は本当に尊敬に値する。周りから白い目で見られ疎ましく思われ避けられながらも女として一生を貫く江戸の女郎の芯の太さ。それに比べると現代の女性の生き様にはやはり物足りなさを感じてしまうのも確かである。いつの時代も、なぜ身体を売る女性は軽蔑の目で見られるのだろうか

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