感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kouro-hou
7
チャンバラ劇特化の時代考証本。著者は読売新聞の文化デスクをやっていた人で無類のチャンバラ好きだった模様。スタンスとしては「吉宗が平民のフリして世直しするなんて現実には有り得なくてもOK!でも吉宗の60年前に振袖火事で全焼してる江戸城天守閣が毎回OPに出るのはどうなのよ?」という感じ。 また江戸時代の給料ネタも詳しく、旗本退屈男やむっつり右門はエリート高収入だけど半七親分や銭形平次は霞食って生きている等々。剣劇俳優は映画でしか育ちにくく、テレビ用セットでは走れないので逆に斬られ役が育つなんて話も面白い。2014/01/14