内容説明
豊さのかげでメランコリー、つまり「うつ」症状が人びとや社会に深く広くしのびよっている。夏目漱石の闘い、精神医学における心の発見から、テクノロジーの暴走するテクノセントリックの現代まで、時代と人間の心の問題を文学・芸術、社会と文化の広い視点から探る。
目次
第1章 知性と感情
第2章 人間生活と知性
第3章 「人間の心」の時代
第4章 「心の相対性理論」
第5章 知的文化とメランコリー文化
第6章 科学とテクノロジーとユマニスム
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