内容説明
世界が民主化、脱冷戦へと急激に動きだす1989年以降、日本ではバブルの崩壊、銀行・証券などの事件・スキャンダルが続発した。時代の普遍性に徴して、いま問われているのは日本資本主義そのものではないのか。社会的公正と人権感覚を欠き、民主主義の理念を忘れて、あげて利にはしる「日本株式会社」の構造と、歪みを生んだ精神風土を語りつくして、いまが日本の変わるべき好機であることを明らかにする。
目次
第1章 KKニッポン就社事情
第2章 会社が文化を提唱する時代
第3章 自殺するサラリーマン
第4章 めざせ組織内プロフェッショナル
第5章 なぜか強い企業と弱い個人
第6章 昭和演歌サラリーマン史
第7章 ベストセラーにみる戦後
第8章 クールな日本人としてのビジネスマン