内容説明
幽霊の正体みたり枯尾花―というが、いつでも必ずそうだといいきれるのだろうか。確かに、冷静に考えればありえない怪談話は多い。が、しかし、どう考えても不可思議な現象が存在することも事実である。本書には、そうしたありとあらゆる怪奇についての話や数多くの恐怖伝説を収めてある。
目次
復讐の幽霊と呪い
幽霊屋敷
身の毛もよだつ妖怪現象
洋上の幽霊
路上や空中に出没する幽霊
支配者たちの亡霊
幽界の友人たちと恋人たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クナコ
7
初読。日本の実話怪談が好きなので。本書の著作者たちも「新耳袋」著者たちのように、自分たちで世界中(主に英米)の奇談を時期を問わず広く収集している。ただし内容は質より量。書き出しに年代や国名やがないことが多いので、日本人の身にはいつのどこの話だかすら分からないこともしばしば。おそらく英語圏外の翻訳を想定していなかったのだろう。特に後半の英国王室関連の幽霊話はもう聞いたそばからメモ書き程度で書いているとしか思えない。もう少し情報を精査し、年代や詳しい地域と起こった事象を具体的にまとめたものを期待していた。2024/03/06
madhatter
1
再読。『世界』とは言いながら、何か英国の話多くね?さすが幽霊大国英国!(笑)さて、この手の本は話半分に楽しむことをモットーにしているのだが、幾つか心に残るものがあった。例えば、少年の慰霊碑に現れたお化けが、当人でなくその父というのが切ない。また、多分不本意な肉体から解き放たれた後、友人のところにチェスを楽しみにくるお化けにも、なかなかクるものがある。更に、二人のお化け少女と同居する女性の話は…萌える(笑)。「言うことを聞くように躾られていましたからね」って…反則だ(笑)!2011/12/18
tan_keikei
0
ものものしい筆致で綴られる世界の幽霊実話&怪奇話集。中世から現代までの幽霊話がテーマごとにわけられているといえ、時代に関しては何の脈絡もなく収録されているので現代の後にいきなり1800年代の話になったりして、物々しいんだかデタラメだか微妙なところも含めて楽しい。2013/07/07
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