内容説明
戦争というのはつくづく古くて新しいテーマだと思います。今朝の新聞を見ても「パレスチナ問題」「大韓機事件」「三宅島」と戦争に関する記事がつまっています。イラン・イラク戦争ははげしくなるばかり、昨年には“核戦争”といってよいかもしれないチェルノブィリ原発の大事故がありました。でも、こんな地球はキライですと逃げだすわけにもいきません。古くて新しいテーマ、戦争についてのパロディー帖。
目次
戦争はカッコイイ（ウォー・ゲーム；横井庄一さん；中国残留孤児；教科書検定；殺人狂時代；ゆきゆきて神軍；プラトーン；ベトちゃん、ドクちゃん）
戦争はなぜおこるか（アンネの日記；人種差別；テロ；アドルフ・ヒトラー；兵器産業；ソ連脅威論；大韓航空機撃墜）
いま戦争は（核の傘；フランケンシュタイン博士；スパイ防止法；アトミックソルジャー；ザ・デイ・アフター；アパルトヘイト；スター・ウォーズ計画；東芝ココム違反事件）
戦争はなくせるか（チャップリンの独裁者；シビリアン・コントロール；ジョニーは戦場へ行った；ジェーン・フォンダ；ガンジー；緑の党；三宅島；ピースポート；池子の森）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョニジョニ
5
戦争とは何か、と僕なりに思うのは「自国の利益のために、他国人を殺してでも屈服させる」ということ。人間のできることの中で、最もしたくないのが人殺しだと思うから、戦争はイヤです。そう考える基礎になっているのが、二十歳くらいの頃に読んだこの面白い本です。2019/05/19
