現代教養文庫<br> 回想のスメドレー (新版)

現代教養文庫
回想のスメドレー (新版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 404p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784390111973
  • NDC分類 289

内容説明

スメドレーは、解放前の中国に12年間を過ごして革命の闘いに加わり、アメリカにあっても人間らしく生きる社会の実現に情熱を注いだ。それが最後にはマッカーシズムの赤狩りに国を追われて、孤独のうちに1950年ロンドンで亡くなった。

目次

第1章 結ばれる歌ごえ
第2章 生いたち
第3章 はじめての愛
第4章 時代へのめざめ
第5章 ドイツでの愛と別離
第6章 暗い冬の時代
第7章 日中戦争はじまる
第8章 スペインと中国と
第9章 暗い時代はつづく
第10章 運命の日
第11章 出会い
第12章 終戦前後
第13章 夜の厚いとばり
第14章 ゾルゲ事件
第15章 失意と光明
第16章 嵐のなかで
第17章 ロンドンだより
第18章 その死
終章 25年目のアメリカで

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

khiikiat

0
アグネス・スメドレーの世界的な再評価のキッカケになった、親友石垣綾子さんによる評伝。昨今歴史認識に関して右派論客から言及されることの多い彼女だが、実像はあまり知られていないのではないか。アグネスの生涯が米国の勃興期にあたり、裏面からみた米国史になっているのが興味深い。石垣さんは典型的進歩史観だし、アグネスは共産中国に楽園を見ているのが今から見れば萎えるところだが、個人史に全てを求めるのはお門違い。明治生まれの石垣さんの活き活きした気概ある文体も小気味良く、お勧めの一冊。2012/12/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1512623
  • ご注意事項

最近チェックした商品