感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まるほ
27
私が中学生頃に爆発的に流行ったゲームブック。『北へ行くには245へ、南へ行くには36へ』とドキドキしながらページをめくりまくりました。“ドラクエ”以前の、PCゲームがまだ一般的でなく、ゲーム機やスマホもない時代には、このような本でも十二分に興奮したものでした。▼ふと思い出して図書館で蔵書検索したら“該当あり”だったので、借りてみた次第。もちろん再度プレイしてみました。やはり当時としては画期的だったのだなと思います。懐かしさを含めて楽しめました。2019/06/17
ナハチガル
17
紆余曲折あってドイツ語Kindle版で読了。権利の問題か、若い読者を意識してか、装丁も挿し絵も小綺麗でむしろファンシーで、ずいぶん興を削がれたが、この名作の本質は楽しめたと思う。最初期の作品にしてこれを超えるものは現れていないのではないか?と思えるほどよくできている。この本を買った直後に安価なゲームアプリ版があることを知り歯噛みしたが、辞書を引き引き夢中になって遊べたので、ドイツ語のよい勉強にもなった。さらにイアン・リビングストンの自伝も併読しつつ、当分は本シリーズ漬けになりそう。A+。2023/12/08
洋書好きな読書モンガー
16
実家の本棚に兄が集めた1980年代流行った(?)game bookがいっぱい有りひとつやってみた。人数が必要なTRPGをサイコロとエンピツ、消しゴムがあれば1人で出来る物か。コンピュータ・ゲームが出始めた頃、場面毎に次の行動を選んで行くAdventure gameというのがあったけど、あれと一緒だな。game book初体験。2025/10/31
ヨーイチ
3
ロールプレイングゲームに興味がある人はどうぞ。貧乏でPCが買えない時代、RPGを教えてくれた。ドラクエ以前。割とブームになって、国産のゲームブックが子供向けに出版社されていた。社会思想社から出ているのが素敵。
ぶんしち
2
ファイティング・ファンタジー・コレクション刊行を記念して再読。シンプルな迷宮探索ものだが漠然とプレイしてもクリアは難しい。腰を据えてマッピングしながらプレイしてみるとこれがなかなか面白い。戦闘ルールや運試しルールなども判定がどこかふわっとしているのもアナログゲームゆえの魅力か。終盤の迷路では正解ルート以外は辻褄が合わない箇所もあるがそこはご愛敬。どこかユーモラスな迷宮の住人たちや雰囲気満点の挿絵なども含めて、その後大人気シリーズに成長していくのも納得の完成度。ゲームブックというジャンルを作った歴史的作品。2021/06/10




