現代教養文庫<br> 江戸の戯作絵本 〈第3巻〉 変革期黄表紙集

  • ポイントキャンペーン

現代教養文庫
江戸の戯作絵本 〈第3巻〉 変革期黄表紙集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 295p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784390110396
  • NDC分類 913.57

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なおこっか

3
恋川春町の金々先生で黄表紙時代は幕開け、そして春町『鸚鵡返文武二道』で特に武家作者の黄表紙は幕を閉じた。時代を象徴する作者。喜三二『文武二道万石通』→文武共にやる気のない頼朝家臣が畠山重忠により温泉地に送られると思いきや灸をすえられる。小四郎義時も箱根へ。重忠は文武両道忠臣代表。春町の『鸚鵡返』は本書へのアンサーだがより直接的表現でひりひり。京伝『奇事中洲話』→南瓜の親父様こと大文字屋市兵衛の処の誰袖と田沼派土山孝之の逐電と冥土の飛脚やらを混ぜて複雑。京伝『心学早染草』→悪魂踊り、善魂妻子面白いが理屈臭。2025/04/06

山がち

0
印象的だったのは、やはり何と言っても『天下一面鏡梅鉢』と『心学早染艸』である。『天下一面鏡梅鉢』は『孔子縞于時藍染』を想起させる作品内容だが、やはりこちらの方が稚拙というのは正直分からないが、「閉ざさぬ世」などは確かに直裁で、しかも後からトイレの扉がなくて困るなどはちょっと面白みに欠けるといえば欠ける。『心学早染艸』は、善玉と悪玉の戦いや心変わりの様などの筋書きもそうだが、なんといっても悪玉の踊りが面白い。北斎あたりの画集か何かに悪玉の踊りが色々書かれていたが、そういったものが描かれたのもわかる気がする。2013/11/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/842827
  • ご注意事項

最近チェックした商品