内容説明
地質学は物理学と結びつき、飛躍的な進歩を遂げている。その結果、プレートテクトニクスやプルームテクトニクスなどの理論が誕生し、ダイナミックな地球の営みが明らかとなってきた。また宇宙からの観測が進むにつれ、より広い視野をもって、地球をシステムとしてとらえられるようになっている。地球の構造と進化を知ることは、なぜ私たち生命が存在しているのかを考えていくうえで欠かせないことである!
目次
1 宇宙から見た地球の形と大きさ
2 地球にはたらく万有引力と重力
3 地球を守る地磁気の存在
4 地球の構造
5 プレートテクトニクスとプルームテクトニクス
6 大陸の歴史と日本列島の形成
7 地球を形づくった火山の力と水や風による侵食作用
8 進化する観測技術と最新測地系の構築
著者等紹介
川上紳一[カワカミシンイチ]
1956年、長野県北佐久郡軽井沢町生まれ。名古屋大学理学部地球科学科卒業、同大学院理学研究科地球科学専攻修了。1987年岐阜大学教育学部助手、同大教授を経て、2016年より岐阜聖徳学園大学教育学部教授。専門は縞々学、地球形成論、比較惑星学。世界各地の地質調査を行ういっぽう、中学・高校生・市民向けに多くの講演活動やブリタニカ国際年鑑などへの執筆など、地学・天文学の普及に尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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