内容説明
「歴史は暗記物」、自分とは関係ない過去の話。そう思っていませんか?身の回りの物事や出来事を探っていくと、きっと奥深い歴史が見えてくるでしょう。私たちはその見え方に縛られもしますが、歴史をとらえ直すとき、変わりようもないと思った現在の先に、別の道が見えたりもします。私たちは決して歴史と無関係に存在しているのではありません、いつも「歴史している」のです。混沌とした今日の世界で、より良い一歩を踏み出すには、お仕着せでなく私たち一人ひとりが「歴史する」、つまり未来を想像/創造するために、日々直面する問題を過去の豊かな経験を頼りに考え、行動することが求められます。それはみずから歴史を編み上げる営みであり、また時空を超える旅でもあります。2022年から高等学校の必修科目として「歴史総合」が始まり、歴史の学びが変わります。これを契機に、いまを生きる私たちにとって意味のある歴史とは何か、問いかけようと思います。本シリーズをパートナーに、あなたも「歴史して」みませんか?
目次
1 江戸時代の日本ではどのように政治が行われていたのだろうか
2 「公議」「公論」と暴力はどのように出現したのだろうか:1858~60年
3 徳川の体制はなぜ大崩壊を始めたのだろうか:安政5年の政変(1858年)
4 「公議」政体への転換はどう始まったのだろうか:1862~66年
5 「王政・公議」体制への転換はどう実現したのだろうか:1867~68年
6 新政府の連発した改革はどんな緊張を生んだのだろうか:1869~77年
7 立憲君主政はどのように始まったのだろうか:1877~1906年
著者等紹介
三谷博[ミタニヒロシ]
1950年、広島県福山市生まれ。1978年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。東京大学大学院総合文化研究科教授、跡見学園女子大学教授をへて、現在、東洋文庫研究員、東京大学名誉教授。専攻は19世紀日本史・比較史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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