歴史教育「再」入門―歴史総合・日本史探究・世界史探究への“挑戦”

前川 修一/梨子田 喬/皆川 雅樹【編著】

清水書院（2019/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 352p／高さ 21cm
• 商品コード 9784389501112
• NDC分類 375.32
• Cコード C3020

出版社内容情報

皆川雅樹［ミナガワマサキ］
編集

梨子田喬［ナシコダタカシ］
編集

前川修一［マエカワシュウイチ］
編集

目次

序論　歴史を「教える」「学ぶ」―歴史教育のナワバリへの挑戦
１　歴史学と歴史教育の「領域」（歴史学・歴史を「教える」―歴史学研究者の視点から；これまでの歴史教育；歴史学者の思考・歴史学習者の思考）
２　歴史を「教える」（世界史の授業実践；日本史の授業実践）
３　「歴史教育」をみつめる（ユニバーサルデザインの視点から考える歴史教育；「総合的な学習（探究）の時間」から考える歴史教育
「連携」から考える歴史教育
「選択」から考える歴史教育）
結　本書の結びをはじまりとして

著者等紹介

前川修一［マエカワシュウイチ］
福岡県立ありあけ新世高等学校（定時制）教諭。１９６７年熊本県生まれ。福岡大学人文学部歴史学科卒業、熊本大学大学院文学研究科修士課程修了、修士（文学）。玉名女子高等学校教諭、明光学園中学・高等学校教諭を経て現職

梨子田喬［ナシダタカシ］
岩手県立大船渡高等学校教諭。１９７６年静岡県生まれ。東北大学文学部人文社会学科卒業、同大学大学院文学研究科博士課程前期修了、修士（文学）。岩手県立釜石商業高等学校教諭、同県立盛岡北高等学校教諭などを経て現職

皆川雅樹［ミナガワマサキ］
産業能率大学経営学部准教授。１９７８年東京都生まれ。専修大学文学部人文学科卒業、同大学大学院文学研究科修士課程・博士後期課程修了、博士（歴史学）。法政大学第二中高等学校特別教諭、専修大学附属高等学校教諭を経て現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[かんがく]

来年度から新しくなる高校の歴史教育に対して、アクティブラーニング、探究活動、博物館、他教科との連携など様々な面からアプローチする。考えれば考えるほど「総合」も「探究」も難しい試みだが、ヒントとなる考え方は多かった。

2021/05/31

[lily]

世界史教員でありながらこういう本は敬遠していたが、意外と楽しめた。学習指導要領改訂に伴い、多くの先生方が苦慮しながら良い授業を作るため四苦八苦されていることがよくわかる。文化史の授業を生徒に発表形式で作らせる、授業冒頭５分間を生徒プレゼンの時間にするなどの実践事例は参考になった。キーワードは「問い」。

2020/12/05