内容説明
歴史が大きく旋回する時、個人や集団の明暗も一層増幅された形で現れてくる。それは、アメリカ独立の舞台に登った主演者たちのうえにも、さまざまな陰影を描いている。ある者は、愛国派としての信念を貫いて独立の歓喜にひたり、また、ある者は、王党派としての悲哀を味わい亡命先の異郷で果てた。本書は、こうした激動の時代を生きた、かれらの喜怒哀楽を描くことによって、人物史からなるアメリカ革命史像を構成し、現代アメリカの源流を鋭く探った力作である。
目次
プロローグ―独立は宣言された!
1 ジョージ・ワシントン―農園主から将軍へ
2 サミュエル・アダムズ―「アメリカ革命のカトー」
3 ジョン・ディキンソン―和解派の闘将
4 トマス・ハッチンソン―国王の召使を自任して
5 ジョーゼフ・ギャロウェイ―執念に生きた王党派
エピローグ―独立とは何であったのか?
著者等紹介
今津晃[イマズアキラ]
1917(大正6)年、静岡県に生まれる。京都大学文学部卒業。京都大学名誉教授。京都女子大学契約教授など歴任。文学博士。アメリカ史・現代史専攻。2003年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジュンジュン
5
アメリカ独立期を、愛国派3人(ワシントンを中心に、急進派サムアダムズと保守派ディキンソン)と王党派2人(失意のハッチンソンと不屈のギャロウェイ)の5名の略伝で多角的に描こうとする試み。が、それぞれの略伝が短過ぎて(40p弱)、全体像が分かりにくい。本書を読み前には予備知識を要しそう。面白い構成ではあったが、皮肉にもエピローグでの王党派の総括が一番良かった。2019/12/25
miyahara7
0
日本でいえば明治維新だが、あまり知られていない。いろいろと興味深い人がいる。イギリス本国に対してどのように対処するか、独立するかどうかで議論し、袂を分かつこととなった人々。もっと大勢の人を取り上げてほしかったなと思ったら、著者はすでに亡くなられていた。2025/05/27
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