Century Books 人と思想 197<br> 三島由紀夫

個数:

Century Books 人と思想 197
三島由紀夫

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月18日 11時32分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784389421977
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1310

出版社内容情報



熊野純彦[クマノスミヒコ]
著・文・その他

内容説明

三島由紀夫(一九二五~一九七〇年)は大正末年に生まれ、昭和の三分の二ほどの時間を駈けぬけるように生き、多くの作品を遺して壮絶な最期を遂げた。戦中すでに耽美的な少年作家として登場し、戦後は無軌道なアプレ・ゲール世代を代弁する青年小説家としても健筆をふるい、やがて古典主義とロマン主義がみごとに結合した代表作『金閣寺』を発表して、創作活動のひとつの頂点をむかえる。文学者としての華やかな経歴のかたわら、三島はのちに「楯の会」を結成して、自衛隊への体験入隊を繰りかえした。三島がただことばを玩んでいたのではなかったことを、ひとびとは一九七〇年十一月二十五日に知ることとなる。本書は、最後の傑作『豊饒の海』にいたる、主要作品の系列を読みなおすことで、その政治的行動の背後にある、作家・三島由紀夫の生と思考の軌跡をあきらかにする。三島死後五十年を期して上木される、決定版評伝である。

目次

はじめに―三島由紀夫と高橋和巳
序章 一九七〇年十一月二十五日
第1章 「三島由紀夫」の誕生
第2章 再出発と花形作家への道
第3章 古典主義とロマン主義とのあいだで
第4章 『豊饒の海』、あるいは時間と永遠とのはざま
終章 『天人五衰』、あるいは一九七〇年十一月二十五日ふたたび

著者等紹介

熊野純彦[クマノスミヒコ]
1958年、神奈川県に生まれる。1981年、東京大学文学部卒業。現在、東京大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わたなべよしお

15
 とても面白かった。とはいえ、著者は三島について明確なことは何も語っていない。作品や三島本人や川端康成ら関係者、批評家らの文章から見えてくることを書き記している。作家・三島の全貌など誰が理解できるのか、という点からいうと真摯で誠実な姿勢とも言える。この姿勢は普通なら、慎重になりすぎ、感興がわかない本になるはずだが、反してとても興味深い。ただ、三島の政治的思想、市ヶ谷での自決に至る思想についてはページが割かれていないのが残念だった。 2020/04/28

たつや

5
三島文学並びに著者の思想や死因。三島事件の細部を知りたかったが、引用による解説が多く、三島由紀夫の作品を読み込んだ上での評論ではないようだ。とはいえ、自分よりは読み、理解してると思いたいので、資料本として、面白く読んだ。2025/04/20

元気伊勢子

5
なぜ三島由紀夫に魅せられる人がたくさんいるのか知りたかった。哲学の視点から書かれた本。私の中で三島由紀夫は、嫌な奴で友達になりたくない人という印象しかなかったが、この本を読んで三島由紀夫の作品を読んでみようと思った。2024/11/27

takao

0
ふむ2025/05/08

んぬ

0
かつて文学少年であった哲学者が、冷静に三島由紀夫の生涯を振り返る書。読んでない本も多いので、あらすじをまとめてくれて助かる。幅広い文献に典拠して著名人のいろいろな発言が載っていておもしろい。一方で、絢爛なレトリックを排した三島由紀夫の思想部分には存外冷淡な口調で、その短絡さを明らかにしていたりもする。自分にとっては、三島由紀夫はあんまり興味がない人物なのでこの本をもってもう十分かもしれない。三島は大天才で哲学や思想に精通しているはずなのに、なぜだかすべて頭でっかちな作劇に見えて、奥深さを感じない。2022/06/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15264409
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品