出版社内容情報
吉田 廸子[ヨシダ ユズコ]
著・文・その他
内容説明
一九九三年黒人女性として初めてのノーベル文学賞を受賞したモリスンは、白人支配の下で「見えない存在」として生きたアメリカの黒人の姿を四世紀の歴史の中から掘り起こし、この人々の内なる世界に声と言葉を与えた。彼女の思想を、アフリカ系アメリカ人の歴史と現在、そして文化を背景に解明する。
目次
1 先祖の戦いと文化の誕生
2 唱う女たちの伝統
3 トニ=モリスンの世界
4 黒人女性の生を視つめて
5 フォークロアの再生
6 記憶としての歴史
7 モリスンの批評
著者等紹介
吉田廸子[ヨシダミチコ]
1968(昭和43)年、青山学院大学大学院文学研究科博士課程を満期退学。青山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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