Century Books 人と思想 151<br> ハイネ (新装版)

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Century Books 人と思想 151
ハイネ (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784389421519
  • NDC分類 941
  • Cコード C1310

出版社内容情報



一條 正雄[イチジョウ マサオ]
著・文・その他

内容説明

ハイネの「人と思想」は、この詩人が実に魅力に富む存在であることを教える。たとえば、惨憺たるドイツの状況をリアルに描く唯一可能な形式と見定めた「詩」を、彼は生涯貫いた。抒情詩『歌の本』『新詩集』『ロマンツェーロ』と、叙事詩『アッタ・トロル』『ドイツ・冬物語』にそのことの経緯は明らかである。ヘーゲル、マルクス等と交わり、明日のドイツへの歴史的展望に抜きんでた高い理解を示しつつ、光輝ある孤立を保った最後のロマン主義詩人にして最初の現代詩人であった。芸術家・護民官・使徒ハイネは、生涯の後半を政治・社会革命の遊歩道パリで過ごす著述稼業の草分けでもあった。このヨーロッパ文化の危機の告知者は、キリスト教とユダヤ教の狭間で苦闘した。ハイネ受容の幅広い流れは、現代の思想や芸術、ことに音楽につながっている。

目次

第1章 ドイツ時代のハイネ(幼年時代と学校時代―デュッセルドルフ(一七九七‐一八一五)
徒弟時代―フランクフルト、ハンブルク(一八一五‐一八一九)
大学時代―ボン、ベルリン、ゲッティンゲン(一八一九‐一八二五)
自由な文筆家として―ハンブルク、ミュンヘン(一八二五‐一八二八)
『歌の本』(一八二七)
ドイツ時代の終わり(一八二八‐一八三一))
第2章 フランス時代のハイネ(パリ生活の始まり(一八三一‐一八三五)
「若いドイツ」派の禁止
『アッタ=トロル』
『新詩集』
ドイツへの旅と『冬物語』
晩年のハイネ(一八四八‐一八五六))

著者等紹介

一條正雄[イチジョウマサオ]
1934(昭和9)年、東京に生まれる。東京都立大学大学院修士課程修了。現在、岐阜大学名誉教授。この間、エアランゲン大学(ドイツ)に留学。ドイツ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ロビン

16
18世紀の終わりにドイツに生を享けたユダヤ人であり、主としてフランスで活躍、風刺の効いた『アッタ・トロル』や恋愛を歌った『歌の本』などの詩集と多くの時事評論によって知られる詩人ハイネの伝記。ゲーテとのやや残念な対面、マルクスとの友情など興味深い逸話を知れたが、ハイネという人の複雑さも手伝い、著述がハイネの人生の行動を追うだけに終始していて詩人の良さが今一つ伝わってこない気がした。「ローレライ」「シュレージエンの織工」など詩作品をドイツ語と併記して紹介しているのは良かった。ほかのハイネ本も読まねばと思う。2024/07/28

tieckP(ティークP)

5
人と思想シリーズは、伝記と思想を分けて書かれていることもあるが、本書はハイネの人生を辿りながら詩を紹介している。ハイネという明け透けな人物の入門書としては良いと思うし、全体に参考になった。以下はこの本よりハイネについての感想になる。彼もロマン主義者なのだが、一般に夭折しないロマン主義者はその反骨心からロマン主義自体の否定に向かう。遅れて来たハイネはそうした先輩の遁走が許せずに非難するのだが、彼自身も叙情詩が書けなくなる。そこで、彼は今の自分が美しい文を書くためには政治を扱う散文でなければいけない、とする。2021/10/02

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