出版社内容情報
新井 惠雄[アライ シゲオ]
著・文・その他
目次
1 ハイデッガーの歩んできた道(哲学への道;基礎存在論の時代;存在の思索の時代;現代の特徴)
2 ハイデッガーの思想(『存在と時間』;形而上学;存在の思索)
著者等紹介
新井恵雄[アライシゲオ]
1933(昭和8)年東京に生まれる。東京大学文学部哲学科卒。同大学院博士課程修了。現在、成城大学教授。現代実存哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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林 一歩
16
禅問答の人…という勝手な先入観があって、著作自体「存在と時間」を斜め読みした程度ですが、今度図書館で再度借りてみて熟読したいなと思った次第。2015/01/12
なつき
0
『Century Books 人と思想38 ハイデッガー』読了。もともとこのシリーズはよく利用していたのだが、これを読んでみてああこのシリーズはたぶんほんとうに信用できると確信を強めた。存在者と現存在の区別、不安、死への先駆など、ハイデッガーの基礎事項をていねいに確認できた。2017/05/25
クラウド
0
ハイデガーを噛み砕くことは困難である、このシリーズでさえも。 それがかえって、彼の表現(…の日本語訳)を割とそのままの味で楽しめることにつながっている。 この本が書かれた時代背景(所謂"黒いノート"が表に出る前…のはず)もあり、現代のナチス的ハイデガー論とは遠く、それゆえに彼の「存在への問い」に広く紙幅が割かれる。 人間と世界、存在について深く思考し、洞察する。 その思想から、われわれが生きるということへの訓戒もまた導かれる。2024/06/07