出版社内容情報
田中 浩[タナカ ヒロシ]
著・文・その他
浜林 正夫[ハマバヤシ マサオ]
著・文・その他
平井 俊彦[ヒライ トシヒコ]
著・文・その他
目次
1 ロックの時代と生涯(ロックの時代;学生生活;哲学と政治;祖国をあとに;はなやかな晩年)
2 ロックの思想(ロックの政治思想;ロックの経済思想;ロックの哲学思想;ロックの宗教思想;ロックの教育思想)
著者等紹介
田中浩[タナカヒロシ]
1926(大正15)年佐賀県に生まれる。東京文理科大学卒。一橋大学教授、大東文化大学教授を歴任。現在、一橋大学名誉教授
浜林正夫[ハマバヤシマサオ]
1925(大正14)年小樽市に生まれる。東京商科大学卒。一橋大学教授、八千代国際大学教授を歴任。現在、一橋大学名誉教授
平井俊彦[ヒライトシヒコ]
1925(大正14)年神戸市に生まれる。京都大学卒。京都大学教授、名古屋外国語大学教授を歴任。京都大学名誉教授。経済学博士
鎌井敏和[カマイトシカズ]
1930(昭和5)年佐賀県に生まれる。東京文理科大学卒。大妻女子大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うえ
5
S40年刊。当時の世相を反映しただけの本というか、素朴な歴史循環論を示した本というか。面白いのはハリントンに関する記述で、マキァベリ政治論の影響を挙げつつ「ジェファーソンが、かれの『オシアナ』を熟読したことは、建国後のアメリカにおける厳格な権力分立制の実施と決して無関係ではなかった」と述べる部分。「ハリントンは、当時の土地所有関係を定着させるために、いわゆる土地法の制度を提唱し、それによって、一方では、極端に大きな土地を所有するものの出現を防ぎ、他方では、中産ヨーマン層の輩出という現状を維持しようとする」2017/03/04
すい🕊️
0
ロックの人となりや思想についてをコンパクトに纏めた一冊。「統治二論」の予習に読みました。経験と、神からの最大の贈り物である理性を大切に、という考えの持ち主だったそうです。一方で資産家以外を安価な労働力としてしかみていないなど、中世と近代の過渡期を生きた人でもありました2024/05/15