• ポイントキャンペーン

Century Books 人と思想 189
漢の武帝

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784389411893
  • NDC分類 288.492
  • Cコード C1310

内容説明

本書では武帝がいかにして皇帝となり、諸政策を遂行したのか、その原動力になった根源は何かを、特に出生から親政に至るまでの期間に注目しつつ探り、始皇帝を意識することによって始まった神仙や封禅への関心など、始皇帝との対比から武帝の基礎になった思想を明らかにしようとする。

目次

1 若き皇帝の誕生―武帝の即位をめぐって
2 秦から漢へ―中央集権国家の成立
3 対匈奴戦争の開始―武帝の対外政策
4 シルク‐ロードの開通―西域への関心
5 財政の再建―新経済政策の実施
6 武帝政治の光と影―儒家官僚と酷吏
7 神仙から封禅まで―神秘的な祭祀
8 対匈奴戦争の再開―対外政策の変化
9 晩年の悲哀―皇太子をめぐる抗争

著者等紹介

永田英正[ナガタヒデマサ]
1933(昭和8)年鳥取県倉吉市に生まれる。62年京都大学大学院文学研究科博士課程(東洋史学専攻)修了。京都大学人文科学研究所助手、講師、助教授を経て75年富山大学教授。滋賀大学教授、京都大学教授、京都女子大学教授を歴任。京都大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoichi

9
前漢の最盛期を築き上げた武帝の一代記。その後に続く中央集権支那帝国の骨幹を確立し、匈奴を討ち、領土拡大や西方との交流を繋ぐ。始皇帝との対比から浮かび上がる武帝像は興味深い。晩年の悲劇と相次ぐ族滅、彼一代で一体何人殺されたのだろう?2017/06/20

どすきん

1
挫折本。

さとうしん

0
漢代史研究の泰斗による漢の武帝の評伝。吉川幸次郎の同名書と比べると対匈奴戦、経済政策に関してやや詳しい。また武帝が始皇帝を範としていたことを強調。新しい研究成果は儒学の官学化に関する近年の議論を取り入れている程度か。文章は吉川書と同様に読みやすい。2014/12/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5369659
  • ご注意事項