Century Books 人と思想 123<br> ドゥルーズ

Century Books 人と思想 123
ドゥルーズ

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  • サイズ B40判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784389411237
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

目次

1 ドゥルーズの経歴(『アンチ・エディプス』まで;五月革命とその背景;構造主義との関わりとそれ以降)
2 『アンチ・エディプス』の宇宙(欲望と知性;欲望する機械;器官なき身体;欲望の論理学;スキゾ分析)
3 ドゥルーズ主義の哲学(思想史的研究とヒューム論;ベルクソンとニーチェ;表現の世界;差異の哲学;むすび―出来事の哲学、出来事としての哲学)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さえきかずひこ

14
著者は懇切丁寧にドゥルーズの哲学を解説するが、それでも難解に感じるのは、彼の哲学がそもそも極めて難解だからだろう。『アンチ・オイディプス』中心に説明されるが、彼のそれまでの経歴が書かれている一章や、ベルクソンやニーチェの哲学との関わりが述べられている三章が比較的楽しく読めた。「ドゥルーズは、むしろニーチェをカントの延長におくことによって、そこにヘーゲルと対決するための思想史的なてこを見いだそうとする。すなわち、ニーチェは、カント哲学を、よりラディカルに押し進めた」(P.153)という一文が印象に残った。2018/06/08

どらがあんこ

9
疑問符と格闘できる楽しい本。差異とテクストをうまく論じてみたいなと。2019/01/19

うえ

9
「『何をなすべきか?』というレーニンの有名なパンフレットがあるが、歴史の真理を知る少数者こそが、断固として大衆を導かなければならないとされた…フランス共産党も、党だけが歴史の真理を知っていて、革命を指導する組織であると考え、みずからを大衆に対して特別の位置においていた…ファシズムを繰り返させてはならないというのが、ヨーロッパ知識人の原則的な問題意識である」「スターリニズムが一種のファシズムではないのかということも、われわれが想像する以上に切実な問題であって、なかなか口にすらできないことであった」2018/07/02

非日常口

7
二ヶ月ぶりに再読。前回は哲学ほぼノータッチ状態で頭に入らないことこの上なかったが、それなりに入門書を読んできたかいあってかメモりつつ、欲望する機械/器官なき身体/胚種的渦流/抑圧と抑制/唯物論的精神分析などキーワードっぽいところの関係線が引けた気がする。来月あたりには原書にリトライしたい。まとめてみて思ったのはやはり「分かりやすく書いてある」という他の方の意見はあくまで原書に比べてという気がする。哲学初心者の自分にとってはやはり元が元だけに理解するのに苦労した。2013/10/25

非日常口

7
疎外感を受けたwフランス五月革命。構造主義=象徴空間+無意識的なもの+空白の場。プラトー=高原→持続する高水準状態。リゾームとツリー。流れる機械と切る機械=全体性なき部分→理想=全体と部分の合致=CsO。欲望する機械=経験の素→分裂的。社会機構が配給する欲望=秩序/意識→資本主義に受身/有機的統合。資本主義=脱土地化⇄再土地化/土地の社会的身体。抑制と抑圧。胚珠的渦流。個人=ダブルバインド=性的/想像的⇄社会的/現実的⇒人物化される人。意味=ナンセンスの出現。出来事=幻想で生成力をもち、現実をゆらがせる。2013/08/16

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