内容説明
ペスタロッチは、スイスのチューリッヒに生まれ、かのゲーテと、ほぼその生涯を重ね合わせて生きた。ルソーの影響のもとで思想形式をした彼は、社会的弱者のために生きる、という青年期の理想を、終生求め続けた。
目次
1 貧民救済のために(少年時代;青年時代;農場経営と民衆教育)
2 文筆家として(『隠者の夕暮』;『リーンハルトとゲルトルート』;「立法と子供殺し」;フランス革命とペスタロッチ;『人類の発展における自然の歩みに関するわたしの探究』)
3 教育家として(「シュタンス便り」;『ゲルトルート児童教育法』;イヴェルドン学園)
4 晩年のペスタロッチ(理想と現実と;知己を後世にまつ)
5 ペスタロッチ運動の発展