内容説明
キングがその生涯の最後に目ざしたものは、物指向のアメリカ社会の構造と価値観を根底から覆えして、人間指向の「愛の共同体」に再創造することであった。いったいキングにおけるこのラディカリズムの源泉は何であろうか。本書はこの秘密に、あらゆる危機の時に彼を根底から支えた奴隷制以来の黒人キリスト教の信仰伝統に視点を据えながら、迫ろうとする企てである。そして彼の抱いた夢が、単なるアメリカの夢を越えた人類の夢でもあることを説明する。
目次
1 アトランタからボストンへ
2 万人の自由を求めて
3 公民権運動の進展
4 公民権法の成立
5 孤独への道
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