感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
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宣長の年表みたいのが知りたくって何となく読んでみた。特段、お。と思うような点は無かったんですけど、宣長というのを一つの「問題」として捉える宣長論が目立つ中で、非常に宣長を好感的に書いてるなあと。そうなると、やっぱり「京都遊学」を宣長の思想形成の中で重視するんですネ。最期、むしろ、そのへん平田篤胤に「問題」が持っていかれた感。敢えて「宣長と政治」という章を設けてて、しかもどことなくそこも宣長弁護になっているのもそうかと。ただ、読んでて、なんとなく、会沢正志斎のそれと比べてみたくなりました。2012/03/04