あれは錯覚か!?超人気グルメのぶっちゃけ解剖学―教授3人がヒットの“なぜ”を紐解く

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784388153312
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C2034

出版社内容情報

栄養学・生理学・マーケティングの視点から
ヒット商品の“なぜ”を徹底検証

柴田書店の公式サイト『FOOD LABO』の人気連載「錯覚の美食―人気グルメの解剖学―」が単行本になった。食を取り巻く環境が著しく変化する近年、マーケティングだけで売れる商品を開発するのは難しい。その商品を多様な観点から分析・解剖し、その背景をより深く追跡することが求められる。本書では、栄養学、生理学、マーケティングの視点から、ヒット商品の“なぜ”を徹底検証。なぜ売れるのか、なぜ行列ができるのか、なぜ食べてしまうのか――等々、“なぜ”を紐解くことでヒット商品の真相が見えてくる。

内容説明

栄養学・生理学・マーケティングの教授3人がヒット商品の“なぜ”を紐解く!

目次

ラーメン二郎
パンケーキ
俺のフレンチ
ノンアルコールビール
ハンバーガー
丸の内タニタ食堂
コンビニスイーツ
トクホ炭酸飲料
食べ放題
カップ麺
回転寿司

著者等紹介

笠岡誠一[カサオカセイイチ]
生年月日:1967年7月22日。文教大学健康栄養学部管理栄養学科准教授、博士(農学)、管理栄養士、子育てと食育ネット代表。東京農業大学大学院・食品栄養学専攻修了(食品学修士)。山之内製薬(現・アステラス製薬)健康科学研究所研究員、文教大学専任講師、アメリカ国立衛生研究所客員研究員を経て現職。専門分野は栄養生理学、食品化学

都筑馨介[ツズキケイスケ]
生年月日:1962年3月1日。文教大学教授医学博士。群馬大学医学部卒業。群馬大学講師、准教授などを経て現職。文部省(現・文部科学省)長期在外研究員、パリ市立理工科大学客員研究員などを歴任。専門分野は生理学で、とくに神経生理学、精神生理学

横川潤[ヨコカワジュン]
生年月日:1962年10月8日。エッセイスト。食評論家。慶応義塾大学法学部法律学科卒業、同大学院商学研究科修士課程修了、ニューヨーク大学でMBA取得。文教大学国際学部国際観光学科准教授。外食マーケティング研究の第一人者で、テレビ、新聞、雑誌等でレストラン評論を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

5
栄養学、生理学、マーケティングの視点から、売れているヒット商品のなぜを検証した一冊とのこと。対象となるのはラーメン二郎、パンケーキ、俺のフレンチ、ハンバーガー、タニタ食堂など。ラーメン二郎は、栄養学的に見たらとても薦められたものじゃない、実際に初めて食べると胸焼けがして辛いし、おいしくない。でも何回か食べると慣れてきて、ふと食べたくなってしまうという。俺のフレンチはマーケティングの視点から考察されていて、興味深い。目玉商品を安くして、滞在時間を伸ばし、原価率の低い料理やアルコールで稼ぐという。2022/08/17

Yasomi Mori

4
栄養学、生理学、マーケティングの視点でヒット商品について分析する対談集。原価率、各社商品の栄養成分値、顧客心理など、「体によい」「おいしい」「売れる」とはどういうことかを掘り下げていて面白い。ノンアルコールビールで酔う、という話は実体験に照らしても納得がいくが、禁酒で改善した肝臓の数値が再度悪化するといった無意識化のプラシーボ効果まであるとは驚く。アメリカ政府の農業政策がハンバーガー+フライドポテト+ドリンクの安価な提供を可能にした一方で、現在では肥満が医療費増大の一因なのだから、なかなか難しい話だなと。2017/01/08

mushoku2006

2
とても面白かった。特に、今すごい行列店である「俺のフレンチ」の分析が良かった。値段の高いものは非常に原価率が高いけど、全体で見れば50%弱と高いことは高いが無茶苦茶な数字ではなく、長い時間店にいさせて、原価率の低いお酒などで回収し、なおかつ、高回転させる。なるほど、やっていけるわけだ。それにしても、2時間行列して、2時間立ち飲み!?なんぼお得でも美味しくても、マジかよ!私には絶対無理!って感じです。驚いたのは、この教授さんたちの1人は、店内に秤や定規を持ち込んで計測したらしい。怪しすぎるだろう!2014/02/15

二階堂聖

1
栄養学、マーケティング、生理学の専門家3名がラーメン二郎、パンケーキなどヒットグルメについてうだうだ語り合うという本。 居酒屋でのトークを聞いているようなノリで真面目な話をしていておもしろい。 この本を読んで、酒を執拗に勧めるという俺のフレンチに行きたいと思う人いないだろうなあ・・・。 『パイ包みのソースとパイの味をそれぞれ分析したくて、皿を分けて食べていたら、「食べ方が間違ってます」って言うんです。そんなのこっちの勝手だろうと。あなたたち何も知らないんでしょう、というような接し方。(P50)』2014/11/10

むさみか

1
接客や味に愚痴りながらも 教授たちは 専門分野になると 立て板に水! カロリーやら脳内物質やら 原価率やら 生き生きと まくし立てるのが 面白い本でした 2014/09/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7832899
  • ご注意事項

最近チェックした商品