出版社内容情報
日本初、パネットーネ専門書。
クリスマスを祝う菓子として、日本でも注目を集めつつあるパネットーネとパンドーロ。
ともにイタリアに伝わる大型の伝統菓子で、パネットーネはミラノ、パンドーロはヴェローナと発祥の地は異なるが、卵黄やバター、砂糖をぜいたくに使った発酵生地のリッチな風味と、軽くしっとりした食感に共通する特徴がある。
元種(リエヴィト・マードレ)を使い、種継ぎと発酵を幾度もくり返して作る複雑さも影響して、パネットーネとパンドーロの詳しい製法は、日本ではほとんど伝えられていなかった。
本書では、1970年代から現地の製法を受け継いできた「ドンク」の技術を一挙公開。伝統的な製法から、近年主流になった現代的な製法まで、余すところなく紹介する。
内容説明
日本初、パネットーネ専門書。1970年代から受け継がれてきた「ドンク」の技術を一挙公開。リエヴィト・マードレ(元種)が生み出す発酵菓子の魅力を余すところなく紹介する。
目次
1 パネットーネとパンドーロ
2 リエヴィト・マードレ
3 パネットーネ・モデルノ
4 パネットーネ・クラッシコ
5 パネットーネのバリエーション
6 パンドーロ
7 パネットーネ生地やパンドーロ生地で作る発酵菓子
8 イタリアのパン
9 ドンクとパネットーネ
付録
著者等紹介
佐藤広樹[サトウヒロキ]
株式会社ドンク上席執行役員、生産技術本部長。1965年北海道生まれ。1987年、本格的なフランスパン作りを学ぶために大手ベーカリーからドンクへ入社。首都圏のドンク各店を経験。1996年「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリー」に日本チームのヴィエノワズリー部門担当として、またチームリーダーとして出場し、総合4位入賞。2006年、自ら企画を社内に提案し半年間のヨーロッパ研修へ。フランスのパンを中心とした食文化について見聞を深める。現在は同社で生産技術本部長として、全国のドンクの技術指導などにあたる。2014年頃からパネットーネの探求を始める。2019年「パネットーネ・ワールドチャンピオンシップ」ファイナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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