感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
37
1987年初版。辻嘉一氏の「日本料理」です。その季節ごとの食材が活かされていて、最近忘れかけていた「昔ながらの食材」にハッとしました。嫁菜、蓬、山椒。夏の洗い。こちの洗いなんて何年いただいていないだろう？また、西瓜の切ったものを火の祭り・大文字に見立てたシンプルな演出に京都を強く感じたり…。器も素晴らしく、最後の文章まで（こちらは既読な気がします）満喫した今、ハッと気づいたんですが…トマト…一回も登場していない…？2024/07/18
