内容説明
今は亡きロバータとの結婚に深い絶望と屈辱を味わい、酒びたりの日々を送っていたコールには、ザンシアという愛人がいた。一方アライナにも心を許す男友達がいる。互いの愛を見つけられないまま、コールとアライナは傷つけ合い、ふたりの溝は深まるばかりだった。ある日、ザンシアへの嫉妬に駆られ、森の別荘に逃げ込んだアライナを追ったコールは、そこで初めて伯父の嘘を知る。南北戦争を舞台に描かれた壮大なるドラマが、今ここに堂々完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
19
様々な問題が一気に解決される最後の数ページに笑ってしまいましたよ。エレジーで始まり、終わるアメリカ大河ドラマでした。アメリカの悲しく、痛々しい歴史の一つをこういう側面で読むたびに、なんだか南部を応援したくなるんだよなあ。2019/02/11
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