内容説明
18世紀、霧のロンドン。最高の贅沢を身につけた誇り高いレディ.シャナは、今、窮地に陥っていた。21歳の誕生日までに結婚相手を見つけなければ、父にどんな男を押しつけられるかわからない。一代で豪商に成り上がり、今やカリブ海に浮かぶロス・カメロス島の領主となった父の野望は、シャナを名門に嫁がせ、由緒ある家柄を手に入れることだった。約束の日を目前に、追いつめられたシャナは、死刑囚との偽りの結婚で父を欺くことを思いつく。「あとは悲しみにくれる未亡人のふりをすればいいわ」。選ばれた男はルアーク。彼は、傲慢にも一夜を共にすることを条件に、シャナのプロポーズを受け入れた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アカツキ
14
18世紀。美貌と富に恵まれた豪商の娘シャナは求婚者を山ほど切り捨ててきたが、痺れを切らした父親から21歳になるまでに結婚しなければ自分が選んだ男と結婚してもらうと言われてしまう。シャナは死刑囚ルアークと結婚して晴れて未亡人になれば父親をごまかせると思いつくが、ルアークは自分と一夜を共にするならと条件を出して…。ワガママお嬢様シャナと挑発的なルアークのケンカップル。ルアークを嫌いと言いつつ溺れていく。どちらも好みではないので気持ちはイマイチ盛り上がらないけれど、ストーリーは悪くない。2023/08/28
みータン
0
プライドが高く、気が強く、わがままを通すのもさすが女王のような風体の絶世の美女シャナ。ヒーローのルアークは男の強さ、芯の強さ、魅力も溢れる男性…けど、あまりにも話に翻弄されていて不憫だね^^;(笑)でも、逆境すら利用してさらに跳ね返すほどの強さが素晴らしいです。「我儘すぎる子供」とすら思えるシャナ、ラストにもまだ何かやるの;;?とヒヤヒヤしながら読んでたら…やったよ~癇癪が爆発したよ~(汗)この後どうなるか、後半行きますw ★42012/10/09
ametrine
0
復刊前にようやく読みました。2010/02/10