内容説明
敵に四方を包囲され、援軍を待ちわびるロスコー准将の部隊は、もはや命運もつきかけ、餓死寸前の状態に追い込まれていた。娘ミュアリアルの身を案じたロスコー准将は、士官たちに問う。「もしもの時には、娘を射殺してくれるだけの勇気のある者はいるだろうか」と。「お嬢様のためなら地獄も通り抜けましょう」そう答えた男の瞳には、不敵ともいえる豪胆な光が宿っていた。ニック・ラトクリフ―孤高の鷲を思わせるこの男の手に、ミュアリアルの命は委ねられた…。
感想・レビュー
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アカツキ
7
ヒロインは軍人の娘。ヒーローはヒロイン父の部下。陥落寸前の砦からヒロインを脱出させる任務に名乗り出たヒーロー。脱出後、ヒロイン父が亡くなったことを告げ、ショックを受けているヒロインに求婚。結婚が迫ったある日、ヒロインは見栄えがして頼りになりそうな父の元部下グレインジと婚約する。しかし、実はグレインジは…。ヒロインの混乱に乗じたような形での婚約だったから、逃げたくなるのも仕方ないか。とはいえ、ヒーローへの罵り言葉には閉口。ヒーローの愛情の深さと忍耐が光る。2019/01/27
くろうさぎ
0
命をも助けてくれたヒーローのあまりにも強い愛に、怖気づいてしまうヒロイン。2012/10/23
