内容説明
駆け落ちした妹キャリルから助けを求められ、急いでロンドンへ駆けつけたロマラ。妊娠しているキャリルは籍にも入れてもらえず夫のハーヴェイ卿からひどい仕打ちを受けていた。帰宅した夫は、ロマラを殴り、邸から追い出してしまった。気絶したロマラは、見知らぬ男たちに連れ去られてしまう。目覚めるとそこは、隣のラヴェンスカー邸だった。―『ラヴェンスカー卿の復讐』。父母を失い、頼る人もいないドルーシラは今は住み込みの家庭教師として公爵家で働く身。そんなある夜、ドルーシラの部屋に、今は侯爵となっている幼なじみのヴァルドが飛び込んできた。―『初恋の騎士』。