内容説明
詩人やなせ・たかし、原点の詩集。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
36
説明不要のアンパンマンの作者であると同時に、誰もが知っている 愛唱歌「手のひらを太陽に」の詩の作者とは恥ずかしながら存じ上げず。 還暦近くまで名を成せなかった、雌伏の時代に書きと貯めた詩の数々。 涙、自己肯定、自分を含めた弱者へのまなざし。 差別解消の名のもとに、報酬の平等だけを謳う言葉に傾く不幸には こういった薬が効く。2024/04/10
智湖@ベルばら同盟副会長
34
《ちいさなテノヒラでも》 「ちいさなテノヒラでも/しあわせはつかめる/ちいさなこころにも/しあわせはあふれる 私の指をしめらせて/こんなに雨はふるけれど/にじりしめた手のなかに/ほんのちいさなしあわせがある ちいさなクチビルでも/しあわせはうたえる/ちいさな私でも/しあわせを夢みる まつげのさきをふるわせて/こんなに風はふくけれど/にぎりしめた手の中に/ほんのちいさなしあわせがある2020/12/19
がらくたどん
24
山梨シルクセンター時代の詩集。「てのひらを太陽に」が有名になって本人が一番当惑しながら編んだ「歌詞集」。心の底から突き上げるものを音楽にのせて放つような、わかりやすくてモヤモヤが吹き飛ぶような言葉が詰め込まれています。言葉の出先は心なので愛や勇気だけでなく悲しみや悔しさも。底にたまった明るいものや暗いものを大きな声で吐き出したらきっとスッキリするのではと今でも思います。購入時は義務教育の真ん中辺だったので私は随分スッキリしました。「ジャマスルナ!生きるよろこびを」で始まる「ジャマスルナワルツ」とか大好き♪2022/01/03
ochatomo
2
元本1966年 読むより歌うことに主眼をおいた詩 「てのひらを太陽に」(1962年みんなのうた、1965年紅白歌合戦)から始まる 寂しさを表現してもトーンは明るい「チェックのしま馬」は第四集にイラスト 1991刊2017/11/04
llll'
0
.2023/11/24