内容説明
深夜、部屋に忍び込んでくる男の影にサラは身を硬くした。ここはニューヨーク―。どんなことが起こってもおかしくない街。でも、引っ越し早々に、いったい何者が?しかし、じっとしているわけにはいかない。サラはテニスラケットを手にすると侵入者に向かって思い切り振り下ろした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
19
好きな作家さんなのにあまり面白くなかった。会計士のヒロインはきちんとした女性だし、ヒーローもいろいろ謎があるにしても優しいし紳士。別に派手な展開は求めていないんだけど、ヒーロー目線がないせいか、彼がなにを考えているのかわからない。ヒロインが不安になる気持ちは分かる。ヒーローがわざと口にしない事柄もあるので余計に。でもヒロインのどこに惹かれたのかも伝わってこないのがつまらない理由だと思う。合わないなと感じる作家さんの本は手に取らないようにしているので、好きな作家さんではずしてしまうとがっかりしてしまう。2015/12/09