内容説明
少女の瞳にみえかくれする夢と憧憬の世界。「少女の友」「ひまわり」「それいゆ」「ジュニアそれいゆ」―そのモダンで可憐なリリシズムとデリケートな美の精神に迫る１冊。
目次
「少女の友」少女ロマンを描く抒情画家中原淳一誕生
少女小説の顔
淳一の生涯 １９歳からの出発
「それいゆ」女性の暮らしを新しく美しくする
「ひまわり」ひまわりの大輪のように明るく笑う少女
「ジュニアそれいゆ」美しい心が幸福な未来を招く
「女の部屋」明るく楽しく美しいくらしの本
人形ファンタジー
木版画の世界
中原淳一年譜
淳一モノクローム・コレクション
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりこ
3
近所の喫茶店の本棚で見つけた。珈琲一杯で読了。“華宵好み”が好きだけど、やっぱり年甲斐もなく“淳一調”の少女性にも憧れる。中原淳一の為人を全く知らなかったことに気が付いた。高畠華宵と通じるところがあったのだなぁ、と薄っすら感じ取る。以前使用した中原淳一のスマホケース(ブラウス集の扉絵)は頗る評判が良く、見知らぬ人にまで褒めてもらったなぁ。ＢＧＭは、山口百恵“ちっぽけな感傷”をリピート。2016/06/18
