内容説明
厳しい冬の訪れが間近だということを、忘れさせそうな10月のある小春日和の日、アレックスは、父から思いがけない知らせをきかされた。あのニックが帰ってくる!7年前、父の経営するペンションで働いていたニック。そして、彼に夢中になったアレックスを置いて、冷たく去っていった男。いまや彼は、舞台装置を手がけるデザイナーとして、世界中を駆けめぐり、その名を馳せている。苦い思い出はすべて過去のこと―。アレックスはそう自分に思いこませようとするが…。
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- 洋書
- KOH I NOOR