内容説明
地球は自ら生じせしめた、あるいは自然界が原因の一連の災厄のあと、すべての国家、民族は根絶やしとなっていた。かつてアメリカと呼ばれた大陸の北方に住む騎馬遊動民族ホースクランの戦主ミロ・モレイは、長い旅を経て部族のもとへ帰ってきた。血が吹きでるような活劇、燃える恋、様々に進化を遂げた生命形態、そして不死身の大ヒーロー。ヒロイック・ファンタシーの面白さ満載、大長編連作シリーズの第1巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
5
(よくある)文明が核戦争で滅び、(よくある)それ以前からごく少数いた長命族が文明を再建しようと努力するのだが、よくある黒幕ではなく自ら正義とみなす側に戦闘員として加担したりひと戦おわると辞去してb他の長命族を探しに行ったりする。政府が存在しない人口些少のアメリカ大陸では農業は襲撃される危険が多すぎ、不利である。文明再建には人口を増やし君主が常設軍を持つ必要があるが、さすがに新聞もなく噂が主な報道機関という世界では民主主義は無理。宗教者は不在。電波通信・放送設備再建を飛び越えて、テレパシー能力を持つ山猫登場2018/03/15
MIRACLE
0
未来を舞台にしたヒロイック・ファンタジーの第1巻。騎馬民族と農耕民族の対立、という近代以前の設定であるにもかかわらず、未来が舞台というのが、一風変わっている。2013/02/03
スターライト
0
よくあるヒロイック・ファンタジイものかと思いきや、20世紀のマッドサイエンティストたちの禁断の実験による謎のキャラクターが出てきて、びっくり。原書では16作書かれたが、邦訳は3巻まで。2010/06/07
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- 和書
- 心にやすらぎの種をまく