三省堂選書 136<br> 都市の風景―日本とヨーロッパの緑農比較

三省堂選書 136
都市の風景―日本とヨーロッパの緑農比較

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目次

序章 東京の風景における秩序と無秩序
第1章 都市と農村の共存(フランスの都市近郊農業;戦後日本の高度成長と都市農業;イル・ド・フランス地域における都市化と農業変貌;イル・ド・フランス地域における緑環境保全;農地保護と地方分権化)
第2章 都市化と緑・農地(西ドイツの都市発展の歴史と都市システム;都市計画・開発における生態学的ならびに土地利用計画上の視点;都市からみた緑の問題―緑地評価への一試論)
第3章 保全こそ革新―ボローニャ市歴史的街区の修復と再生
第4章 街と農地・緑丘陵の共存(フィレンツェの都市計画の理念)
第5章 緑・歴史的環境の保全と住民運動(都市の中の緑―ミラノ市民の森の創造;日本における都市環境の保全と形成;イタリアにおける歴史的な緑の保存について;戦後日本の都市開発と緑の現状)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takahiroyama3

1
1984年に欧州で行われた日欧の都市環境に関するシンポジウムの記録。経済成長期を直後に振り返り、アメニティとなる緑の破壊を防ぐ理念とその法制の整備が宣言される過程がまとめられた一冊。日本側参加者は錚々たる面々。当時フランスは農地の宅地転換を促した一方で、ドイツは都市農業を奨励されていたが実現しなかった。しかし日本は線引き失敗の結果として市街地内に農地が残存したことなど、国際的な比較を通じ日本の緑農都市の特殊性が論じられています。基本的な認識は現代においても変化しないと感じました。2019/08/07

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