内容説明
文楽の歴史から特色、演目、用語までをわかりやすくまとめた文楽のすべてがわかる小事典。
目次
第1部 文楽への招待(文楽の成り立ち;演目の構成;特質と見どころ;作劇要素の数々―定型と趣向;人形;興行が行なわれるまで)
第2部 文楽名鑑(近年の名人たち;平成の記憶に残る人々;太夫の部(五〇音順)
三味線の部(五〇音順)
人形の部(五〇音順))
第3部 名作の鑑賞(五〇音順)(時代物;世話物;舞踊劇)
第4部 用語・資料編(文楽の作者;文楽の用語;大夫と太夫;文楽の歴史(年表)
文楽関係書一覧)
著者等紹介
藤田洋[フジタヒロシ]
演劇評論家。昭和8年(1933)、東京に生まれる。青山学院大学卒業。『演劇界』編集長、第二国立劇場(現新国立劇場)演劇芸術監督などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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ぶち
91
三浦しをんの『仏果を得ず』を読むにあたっての文楽入門書として読みました。 文楽に関する基礎知識が得られる本です。 文楽の歴史、演目毎の解説、専門用語、舞台の図解、人形の仕組みなどなど初心者には嬉しい内容です。おかげで、『仏果を得ず』に出てくる専門用語 (例えば舞台下駄とか)、演目のストーリー、見どころ、名ゼリフなど、小説がより深く楽しめました。2019/06/03
T. みぃた
7
昨日の仙台公演でお出迎えしてくれたお人形さんの美しさにうっとり☆(けっこう大きいです!人形浄瑠璃の成り立ちから演目・見どころ・名人から現在活躍している技芸員さんまで網羅されてます!人形の拵えに興味津々(*^^*)2013/10/02
まるのすけ
3
わかりやすく書かれていて読みやすい。 特に、作劇要素の数々・演目の構成・特質と見所といったところはひとつずつの場面が想起されるようで楽しく読めます。2023/07/20
kuu
1
初春文楽公演の鑑賞と合わせて、文楽への理解を深めるために読みました。 文楽を創りあげてきた先人達の工夫と時代背景、また数ある演目の中で、自分の鑑賞した演目が文楽の系譜においてどのような位置付けにあるのか、俯瞰的に眺めることができる一冊です。2018/01/21
めっちー
1
改版した本で、二十年前の文章を追加したところがあるが、訂正されいない所もある。中年なのに「若手の・・」とか書いてあるのが散見される。