内容説明
日本の民衆は自らの“地域”をよりどころに、いかに歩んできたか。それぞれの地域がかかえている課題とその歴史性を明らかにし、課題に立ち向かう人びとの歴史的力量を、事件・運動・生活などをとおして生き生きと描きながら解明する。地域史・民衆史研究の画期的な成果を、ここに結実!
目次
1 抵抗の遺産(抵抗する民衆;田辺藩の全藩一揆;宮津藩の全藩一揆)
2 丹後の回船業
3 天橋義塾
4 ある豪農「日誌」からみた地価修正運動(地租改正と農民;「回復の民権」と「恩賜の民権」)
5 飯室岸蔵と川上青年研智会(川上青年研智会の誕生;飯室岸蔵の思想と行動)
6 ある教育家の軌跡(中西良蔵のおいたち;中西良蔵の人間像;天皇制への「信仰」;中西良蔵の女子教育論・教育方法論)
7 「亡び村」再生の原点を求めて
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- 和書
- 空の右手