内容説明
明治末期、初等教育界における自学主義教育の実践を通じ、児童の主体性形成のための教育原理を明らかにする。子ども自らが学習する意欲を高める「辞書引き学習法」の開発者による、歴史的研究。
目次
序章 本研究の課題と構成
第1章 岡千賀衛の自学主義教育論―明治末期、福岡時代を中心に
第2章 福岡県公立小学校における自学主義教育の実際(1)―福岡県嘉穂郡穂波高等小学校の事例を中心に
第3章 福岡県公立小学校における自学主義教育の実際(2)―福岡県筑紫郡御笠北高等小学校の事例を中心に
第4章 鹿児島県師範学校附属小学校における自習時間の特設―木下竹次・有永真人の自学主義教育実践を中心に
結章 本研究の考察と残された課題
著者等紹介
深谷圭助[フカヤケイスケ]
1965年生まれ。愛知教育大学卒業。名古屋大学大学院博士後期課程修了。博士(教育学)。愛知県刈谷市立亀城小学校で「辞書引き学習法」を導入し注目を集める。2005年、立命館小学校の設置メンバーとなり、2008年、校長に就任。2010年から中部大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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