内容説明
アペール症の子は、癒着した頭蓋骨や指の分離手術など、小さい時から何度もの入院や手術をして、痛い思いやつらい思いをしても、その中で自分らしく生き抜く術を身につけていく。アペール症の子どもたちの成長を15家族の手記と写真で伝える本。
目次
消防士になりたい
ぼくが好きなこと
お兄ちゃん
ふるは友達
優しい凌士
五年四組の凌士くん
今、私ががんばること
お姉ちゃんへ
愛理のひじ
わが家の会長へ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
不知鳥
1
「変な顔〜」とか言われて好奇の目にさらされ、親を心配させまいと「アペール症でも大丈夫」て我が子が言ったら泣いて抱きしめると思うわ。でもそうゆうのはもちろん辛いことだけど、小さい頃から頭蓋を離す手術や指を分ける手術をして、できないことをできるように他の子より一生懸命頑張ってきて、正直そんな中傷いちいち気にしとれんとゆうか、だるいわって気持ちになるよな。第三者からは外見的なことがやっぱり1番に情報として入ってくるけ、苦労しとるだろうなとか辛いだろうなとか思っちゃうけど、もちろん辛い面はたしかにあれど2022/08/28
こんにゃく
0
いろんな子がいる考え方も違うしみんな強い
くろすけ
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アペール症という障がいを初めて知りました。身体的な特徴により幼い頃からいじめの対象になったり生後数カ月から複数回手術をする等、ご本人も家族も辛い経験をされてます。手記は本人・親・きょうだい・友人等が書いています。特にきょうだいの手記は本人や親とは違う距離感で障がいと向き合ってきた経緯があり、差別的な眼差しの残酷さやそれでも乗り越えられる人間の強さが伝わって来ました。 2011/09/03
じょう
0
2011 概念 マイノリティ