出版社内容情報
脳・動物・言語と時間を生み出す心の仕組み
【目次】
内容説明
時間意識の生起と言語的表れ。そこに浮かび上がる、こころの時間の真相。言語学、神経科学、哲学、心理学、比較認知科学、情報科学など、これまでの時間研究の成果20章とディスカッション、さらにキーワード解説を収録。異なる専門性を持つ研究者たちが実際に出会い、問いを擦り合わせていく「対話のプロセス」そのものをも描き出す。
目次
第1部 言語にみる時間(時間を構成する言語;アシタとツトメテに見る「時間を指示する語」の意味変化;時に関する二つの視点と日本語の表現;ネネツ語文法に見る”時間”;ブラーフィー語の時制とifなし条件文;エスペラントの文法的時間表現;言語に現れる時間とこころ―シベ語の事例から;指示詞と文末詞の役割から辿る、ベトナム語における時間と記憶;自然言語処理研究における時間を捉えるアプローチについて)
第2部 動物が感じる時間(心的時間旅行と動物の時間の進化;生殖において未来を見る―ヒトと動物を分けるもの;手持ちぶさたなネズミ―退屈を感じる神経メカニズム;「からだ」の時間と運動;時間の神経生理学;コミュニケーションから発生する時間体験:待つということ)
第3部 脳がつむぐ時間(時間はどのように研究されてきたか;未来に向けられた認知を支える神経機構;知覚・認知を支える脳の情報表現;Brain-Computer Interfaceは新しい言語となるか?;AIで言語進化と時間生成は説明できるか)
第4部(「生成される時間」;セッション1:「現在・過去・未来~記憶」;セッション2:「動物・時間・言語~時間の獲得と進化」;セッション3:「時間とは何か~AI・ヒト・時間の哲学」;全体討論)
著者等紹介
嶋田珠巳[シマダタマミ]
明海大学外国語学部教授。2007年京都大学大学院文学研究科行動文化学専攻言語学専修博士後期課程修了。博士(文学)。2014年度から「こころの時間学」に参加。2018~23年度新学術領域「時間生成学」計画班「言語による時間生成」研究代表
鍛治広真[カジヒロミ]
明海大学外国語学部講師。2020年東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻言語学専門分野単位取得退学。2022年博士(文学)学位取得
北澤茂[キタザワシゲル]
大阪大学大学院生命機能研究科教授。1987年東京大学医学部医学科卒業。1991年東京大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。2013~18年度新学術領域「こころの時間学」領域代表。2018~23年度新学術領域「時間生成学」領域代表。2018年中山賞大賞(「こころの時間」の心理学・生理学的研究)受賞。専門分野は神経生理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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