出版社内容情報
変革・多様化の時代。「チーム思考」「エンパシー型質問」等、個人・組織・社会のための「変革エンジンとしての学び」を提唱。
内容説明
“正解”のない変革の時代。対話的思考で学び合う力こそ、ビジネスと教育の現場を貫く「生きる力」。対話的発想を根幹に据えて、ビジネスと教育の現場を結ぶ「学習・コミュニケーション環境」を創出する。
目次
第1部 問うことから始まる(質問をデザインする;多様化のマネジメント;問い続ける力)
第2部 対話思考のトレーニング(スキル1・メタレベルの合意形成―歩み寄りのポイントを探る;スキル2・PISA型読解力―情報を取り出す力・推論の力を鍛える;スキル3・エンパシー型コミュニケーション―相手の思考のプロセスをたどる)
第3部 対話の世紀(新しい始まり;対話の場を拓く;自分軸をつくる)
著者等紹介
清宮普美代[セイミヤフミヨ]
組織開発デザイナー・マスターALコーチ、株式会社ラーニングデザインセンター代表取締役
北川達夫[キタガワタツオ]
元外交官・教材作家、日本教育大学院大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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U-Tchallenge
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対話についてのあれやこれやを対話で考えていく一冊。決して「対話」だけの話に留まらないものであった。「問いを持つこと」「自分軸をつくること」等々。とても刺激的な対話であった。何回も書いているのだが、小学校では新学習指導要領が全面実施を迎えた。そこでのキーワードの一つが「主体的・対話的で深い学び」である。「対話」というのはイメージしやすいからか、ペア学習等が取り組まれているように感じる。しかし、それでいいのだろうか。ここで謳われている「対話」というのはそんなものなのだろうか。それを考えるにはぴったりの一冊。2020/06/24