内容説明
10ジャンル、30の小説から「近代」を発見する新テキスト。「文学」に親しみ、参加する、待望のLesson本。
目次
序章 今日、文学に出会う
恋愛
ファッション
学校
家族
自然
異界
病い
戦争
外国
メディア
終章 文学を楽しむ―あとがきにかえて
著者等紹介
江藤茂博[エトウシゲヒロ]
1955年生まれ。現在、二松学舎大学文学部教授
小嶋知善[コジマトモヨシ]
1955年生まれ。現在、大正大学表現学部教授
内藤寿子[ナイトウヒサコ]
1971年生まれ。現在、駒澤大学総合教育研究部専任講師
山本幸正[ヤマモトユキマサ]
1972年生まれ。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yyhhyy
2
作品から 例え部分であっても、何を感じたか?が重要なのかなーと。素養がない僕にはまだ雲を掴む感じ2014/08/16
佐々木
2
小説を、ただ話の筋を伝えるものではなくテクストを読み解くものとし、その読解を「恋愛」「ファッション」「学校」「家族」「自然」「異界」「病い」「戦争」「外国」「メディア」の十の視点から提唱してくれた文学入門書。テクストの持つ力を再確認できたように思います。イニシエーションの場としての「異界」を語ることによって聖なる存在となった「高野聖」の読解は面白かったです。2014/08/01
pompomstar
1
大学の教材として購入。取り上げられる作品が幅広く、テーマもわかりやすく興味深い。取り上げられた作品を全て読んで見たくなる。
なるとん
1
まさかのハルヒが紹介されていたり、テストのような設問があったり、色々と予想外の本でした。説明も、丁寧な箇所も見受けられないこともなかったですが、基本的にはご存知ですよね、の体が多く、レッスンとうたいながらも説明不足な箇所が散見されました。紹介する本はもっと少なくていいので、もっと丁寧に細かに、解説してある本だったら良かったのにな、と。2011/07/06
岬
0
近代とあったので戦前の作品が主なのだろうと思っていたら、現代のものも含まれていました。近代以降ということでしょうかね。 「たけくらべ」はやはり良いですね。文章は確かに難しいのだけれどみずみずしくて。 「蜜柑」はどうしても女の子に注目してしまうのでこのような見方もあったのかと新鮮でした。2016/08/03