内容説明
あらゆるメディアで真の「教育改革」を問い続ける著者が一気に書き下ろした、学校を元気にする実践的な「50のルール」。子どもを主役にした指導のポイントや、親との共同の方法を提案する。教師だけでなく親にとっても、学校の実情や教師の仕事を理解し、教師との共同の道を探るための必読の書。
目次
第1章 現代の教師のルール(教師として生きる;社会性・市民性を育む)
第2章 子どもを指導するときのルール(「生活指導」の場で;「学級活動」の場で;子どもを伸ばす指導のコツ)
第3章 「うまい授業」をつくるルール(授業の進め方;授業効果を高める、前後のフォロー)
第4章 親との付き合い方のルール(親との相互理解;親と連携するコツ)
著者等紹介
尾木直樹[オギナオキ]
滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、海城高校、公立中学教諭を経て、法政大学キャリアデザイン学部教授、早稲田大学大学院客員教授、臨床教育研究所「虹」所長。子ども第一の、心通う教育を求め、現場に密着した調査・研究、講演、評論活動に精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カブトムシ
17
「尾木ママ」として有名になった尾木直樹さんの本です。かなり前の本です。尾木さんは今もテレビの人気コメンテーターとして活躍しておられます。恐れ多くも尾木さんについて、私は言いたいことがあります。学校を支えているのは尾木さんのようなお母さんみたいな教師でしょうか?それは錯覚ではないでしょうか?どちらかというと、それは体育会系の怖わーい教師たちではないか?テレビ受けする人たちと、影で支えている人とは必ずしも一致しません。そのことに興味ある方は「学校を元気にする方法」(信毎書籍出版センター)をお読みください。
チェ・ブンブン
2
小先生システムは、私が高校生の時に周りの仲間とともに自主的に行っていたことで驚いた。テストもそのおかげでみんないい点数でよかった制度だったけれども、行き過ぎた側面も知った。端的に延べれば「授業を無視し始める」ことだ。最終的に、クラスごと、教科ごとに分業し授業の8割を次週に費やしていた私にとってはこのシステムのむやみな賛美はお勧めしない。でもすごい点数が上がる劇薬である。2013/05/15
Rosalie
1
学級経営のヒントがたくさん!「子どもは未来からの贈り物。教師は共に夢を語り、未来に生きよう。」のフレーズが素敵。2012/09/11
yuyu_de_gozaru
1
先日,「尾木ママが予習をするなって言ってたので,予習はしない方が良いと思う」なんて言う高校生に会ったもんだから,調べてみたら,確かにそう書いてある.この人,臨床教育学やってるみたいだから,学級経営面では賛同できることも多いけれど,教科教育的にはどうなんだろうか,という感じだった.まぁ,少なくとも,尾木直樹は中学国語科だから,中学国語での経験的判断だ.数学教育で予習をしなくて良い,という判断が妥当かどうかは,要検討.2011/05/29