出版社内容情報
国語辞典と付箋を使い、子どもが自発的に取り組む語彙学習法「辞書引き学習」が始まって約30年。
この間、画期的な学習法として広がり、定着してきたその成果を、英語や中国語など他の言語にも応用した取り組み・実践の検証報告と記録。
さらに、海を渡り、イギリスとシンガポールの教育現場での取り組みと成果を報告する。
国内外で「辞書引き学習」の汎用性について実験・導入・検証する壮大な国際研究プロジェクトの記録。
内容説明
30年の間、日本で愛されてきた「辞書引き学習」の汎用性を実験・導入・検証する壮大な国際研究プロジェクトの記録。
目次
第1部 日本における複言語学習における汎用的な言語間共通学習方略モデルとしてのJBモデル(辞書引き学習)の導入(高等学校の中国語授業における辞書引き学習導入実践―紙の辞書とオンラインツール活用の試み―;[レポート]大学初級中国語におけるシールを用いた単語学習;日本の高等学校における『中日辞典(小学館第3版)』を使った辞書引きの取り組みについて ほか)
第2部 イギリスにおける複言語学習における汎用的な言語間共通学習方略モデルとしてのJBモデル(辞書引き学習)の導入(英国の教育場面における辞書引き学習の意義と効果;英国の小学校の授業における辞書引き学習;語彙習得学習における語種間共通方略モデルの開発とその実践―辞書引き学習の動機づけと方略の有効性をめぐって― ほか)
第3部 シンガポールにおける複言語学習における汎用的な言語間共通方略モデルとしてのJBモデル(辞書引き学習)の導入(シンガポール・マドラサ・イルシャド・ズフリ・アル・イスラミヤ校における辞書引き学習を取り入れた語彙学習の改良;シンガポールのアラビア語学習における辞書引き学習―児童の語彙習得と作文にどのような影響があるか?―;「辞書引き学習」とTeach Less Learn More(TLLM)教育学的アプローチのリンク)
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