内容説明
史上最もグローバルな世界語=英語が今なお多様化し続ける姿を、古今の資料を縦横に駆使し克明に炙りだす。果たして英語は単一なのか複数なのか、標準英語とは一体どのようなものなのか…。われわれの平板な英語観を根底から揺さぶる問題提起の書。資料・図版多数収録。英語学分野における‘新たなる古典’待望の翻訳版登場。
目次
第1章 秩序だったバベル
第2章 世界で使われる道具
第3章 学界の一枚岩の亀裂
第4章 英語のモデル化
第5章 標準ということ
第6章 スコットランド語と南方語
第7章 基層言語と上層言語
第8章 ラテン語からの類推
第9章 英語のかたち
著者等紹介
マッカーサー,トム[マッカーサー,トム][McArthur,Tom]
グラスゴー大学から修士号、エディンバラ大学から博士号を受け、イギリス国軍の教官、インド・ムンバイのカテドラル・スクールの英語科長、カナダ・ケベック大学の准教授、イングランド・エクセター大学辞書研究所の副所長を歴任した。1984年からはフリーランスのライター・編集者・コンサルタントであり、最近は、香港中文大学と中国福建省の厦門(アモイ)大学の客員教授を務めた
牧野武彦[マキノタケヒコ]
中央大学准教授
山田茂[ヤマダシゲル]
早稲田大学教授
中本恭平[ナカモトキョウヘイ]
共立女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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